【一般歯科院とここが違う】根管治療の専門医の治療法と正しい探し方

根管治療とは?

根管治療というのは、歯の内部を治療することです。

身近なところでは「虫歯治療」が該当します。

根管治療は歯科の基本的な治療内容なので特に珍しくはありません。どんなクリニックでも根管治療をして貰うことができますが、クリニックの中には「根管治療が専門」というクリニックがあります。

一般歯科と専門医の法的な違い

根管治療はどこでも受けられるスタンダードな治療です。

しかし、治療の技術力を重視した場合は専門医を利用する方が安心に繋がるという考え方があります。

一般歯科と専門医では、2017年現在においては法的な違いがありません。どんなクリニックでも「根管治療の専門医」と名乗ることができます。つまり、一般歯科と専門医では法的な違いがありません。

一般歯科と専門医の治療の違い

一般歯科で根管治療を受けた場合、治療の技術力が低いことから再発しやすいようです。

専門医で根管治療を受けた場合、治療の技術力が高いことから再発率が極度に低いようです。

根管治療は様々な症状に対して治療を行うわけですが、身近な治療で分かりやすい例を挙げると「専門医なら抜歯を回避できる」というメリットがあります。

例えば、重度の虫歯は一般歯科では抜歯をすることが多いですが、専門医では抜歯を回避して自然歯を残すことができます。

具体的に治療の違いを説明すると

  • 神経の残りを綺麗に除去
  • 歯の根の穴など細かい治療が可能
  • 一般的な根管治療よりも丁寧

などがあり、これを簡単に言うと「設備」や「完治までの治療方針」の違いとなります。要するに一般歯科では困難な治療でも、専門医なら希望に沿った治療が可能となるケースが多いわけです。

一般歯科はダメなのか?

一般歯科と専門医を比較すると、どうしても一般歯科への不安が募ります。

基本的に根管治療が必要な場合は一般歯科で十分であり、虫歯等の再発を懸念したり完治のクオリティを高めたい場合に専門医を検討するという考え方で良いです。

また、専門医を利用する人の多くは一般歯科において抜歯を推薦された場合に専門医に相談することが多いようなので、患者さんの目線としてメリットが分かりやすいのはこの例でしょうか。

自然歯を残せるかどうかは今後の生活にも大きな関わりがあり、特に歯の見た目を考えるなら自然歯を極力残す方が良いです。

治療の違いは非常に分かりずらい

一般歯科の根管治療と専門医の根管治療は「設備」や「治療方針」によって治療内容が異なるわけですが、これは患者さん目線では非常に分かりずらいものがあります。

例えば、虫歯の治療を専門医で行う場合でも、レントゲンを撮ってから治療という流れであり、これは一般歯科も同じです。治療内容は「抜髄」や「感染根管治療」など、大まかな治療内容も変わりがありません。

各治療において症状に対するアプローチの仕方が設備等によって丁寧であり、結果としてクオリティの高い根管治療が可能になるといった程度に捉えるしかありません。

抜髄の治療を専門医で行うと、「ラバーダム・唾液が根管に入るのを防止」や「マイクロスコープ・顕微鏡による細かな治療」など、ハイスペックな設備から細かく丁寧な治療が行われます。

一般歯科と専門医では、後者を利用する方が安心且つ再発防止に繋がることは間違いありません。しかし、絶対に専門医が必要というわけでもないので「専門医を勧められた」とか「抜歯をしたくない」など、特別な理由がない限りは利用する機会は殆どないでしょう。

また、専門医は高度な設備や技術力に相応して自由診療から医療費が高額であることも、一般的には選びずらい理由の1つです。

どんな人にオススメ?

専門医の根管治療は、すでに治療した歯に不安を感じる人や今後に歯の病気を持つリスクを軽減したい方にオススメです。

また、一般歯科で治療の説明を受けて、その治療に対して不安を感じる場合も専門医は1つの相談先となります。

根管治療は担当医によって同じゴールにおいても、その治療の過程における技術力が異なります。完全なる100%の根管治療で、絶対的な安心を手に入れたいという方に最適です。

専門医の正しい探し方

根管治療の探し方は

  • 一般歯科で紹介してもらう
  • 自分で探す

の2択が一般的です。

アメリカは根管治療の先進国ですが、日本はそうではありません。日本においては「認定医」を目安にして探すのがセオリーであり、根管治療の専門資格というのがありません。要するに日本においては「根管治療は普通の治療」であり、医者によっては「根管治療なんて誰でも出来る」と考える人が多いでしょう。

「認定医」以外では、アメリカで勉強をしたことをプロフィールでアピールする医者もいるので、これも合わせてチェックしておくのが良いです。また、設備に関しては「ラバーダム」や「マクロスコープ」を使っているかどうかを見ておくと、根管治療に対する技術力を見る良い指標となります。

歯科医師に紹介してもらうのがベター

基本的に根管治療はどこでも受けることができますが、すでに治療した歯において膿がたまっており土台を抜く必要がある(抜歯)など、歯の症状によっては高度な根管治療の技術が求められることがあります。

一般的にはこうした状況において根管治療の専門医が必要となるケースが多いです。

さて、根管治療の専門医を探す時は一般歯科で診断してもらった時に「根管治療の技術力が高い先生を紹介しますね」と言ってもらえるのが理想です。このセリフを言ってもらえない場合、その担当医の根管治療に対する考え方によっては「自分で処置できる」・「担当医なんてものは存在しない」という感じでしょう。

この辺りは患者さんとして判断が非常に難しいので、治療内容の説明をしっかりと聞いておき、不安を感じた場合は一般歯科でも良いのでいくつかのクリニックでカウンセリングを受けるのが最善です。

自分で専門医を探す方法

現代はネット社会ですが、すべてのクリニックがホームページを持っているわけではありません。根管治療のスペシャリストでも、ホームページを開設していないクリニックもあるでしょう。

自分で専門医を探す場合はネットを駆使することになりますが、

  • 認定医
  • アメリカでの経歴
  • 設備

の3つをチェックしておきましょう。

地域によっては近くのクリニックで上記のようなポイントに該当しないクリニック(一般歯科)しか見つからないケースがあります。そんな時は一般歯科を巡って根管治療の技術力が高いところを手あたり次第探していくしかありません。

一般歯科を巡る場合に根管治療の技術力を求める為に「根管治療でマイクロスコープを使っていますか?」と聞く方が、歯科医師に対して根管治療の技術力が必要な状況を伝えやすいようです。

日本では根管治療でマイクロスコープを導入しているクリニックはかなり数が少ないようなので、その現状がそのまま日本の根管治療の専門医の数とも言えます。

根管治療の相場

根管治療を保険診療で受ける場合は約5,000円ほどが相場です。

一方、自由診療で受ける場合は保険診療の10倍ほどを下限としておき、約50,000円以上を見積っておく必要があります。

日本で根管治療の専門医として開業しているところは、その殆どが自由診療です。また、「マイクロスコープ」は保険適用が基本的にないようなので、やはり高度な技術を求める場合は保険診療の10倍以上は医療費が必要になることを念頭に置いておく必要があります。

相場比較をする必要はない

根管治療の専門医を探す時、ホワイトニングやインプラントのように相場比較をする必要はありません。

上記のとおり、「マイクロスコープ」を導入しているクリニックが極端に少ないので、専門医の数が少ないことからも相場を比較できる状況にありません。また、これは地域による激しい差があるので、相場を比較するよりも「専門医を見つけられるのか?」が最大のポイントです。

専門医は探すべき?

根管治療の専門医を探さなければならない状況は、かなり深刻な歯の状況の方のみだと言えます。

その状況というのは、一般歯科で診断を受けた際に「専門医に治療を任せるのが好ましい」と判断された場合が該当します。それ以外においては、素人ながらも相当に歯科医学に詳しい人でなければ根管治療の専門医が自分に必要だと分からないでしょう。

また、日本の歯科医学の現状として「認定医」は存在するが「根管治療の資格」がないことからも、そもそも根管治療の専門医というのは存在しないと考えることもできます。

要するにアメリカの流れから「マイクロスコープ」等の根管治療の最新設備を導入しているかどうかによって「専門医」かどうかの判断をすることになり、ここを除外して考えるなら勉強熱心な一般歯科の先生でも根管治療の専門性が高いクリニックは存在します。

「根管治療の専門医を探すべきかどうか?」で悩むなら、まずは一般歯科でしっかりと相談するのが最短ルートです。

一般歯科で自分の症状に対する治療内容をしっかりと相談しておき、その時に「専門医で治療した方が良いでしょうか?」と質問する方が確実な判断ができるでしょう。

質問に対する回答が「専門医で治療しても費用が高いだけで同じだよ」とか「この症状では一般歯科でも十分に完治できるよ」など、担当医によって様々なアドバイスが想定されます。しかし、それが今の日本の根管治療の現状なので「心配なら専門医の元で治療を受ける」という意外に線引きがありません。

本当に費用は高い・・・

根管治療の専門医を利用するメリットは非常に大きなものがあります。

一般歯科以上に高度な技術によって治療を行うことができますが、とにかく費用が高いことが悩ましいです。

根管治療の専門医が必要な状況であっても、高額な医療費を考えると迷う方は多いでしょう。そんな時は一般歯科の保険診療で問題なく完治できるかどうかを改めて相談してみてくださいね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする