奥歯のインプラントの相場・施術内容・メリット・デメリット徹底解説【施術後のケアまで】

奥歯と前歯の施術内容の違いとは?

インプラント治療は、奥歯と前歯で施術内容に大きな違いはありません。

歯茎の内部にネジを埋め込み、それを土台として人工的に歯を作り上げる施術となります。

しかし、奥歯に比べて前歯は骨が薄いことからも、インプラント治療に高度な技術が求められるケースが多いです。骨が薄い場合、骨を移植する手術が必要となり、これは奥歯も共通です。

骨の移植と聞くと体のどこかの骨を手術で取り除くイメージが持たれますが、近年は技術の進歩によって血液を採取するだけでCGFというシステムから骨を生成することができるようになっています。

また、CGFによって骨移植で懸念される「アレルギー」や「感染症」のリスクも軽減することが可能となっているので、インプラント治療の技術は向上していると言えます。

CGFとは?

CGFは「Concentrated Growth Factors」の略であり、フェブリンゲルを生成するための医療機器です。

フェブリンゲルという物質は、怪我をした時に血液中の凝固因子「フェブリン」を人工的に作り出した物質です。要するに血液に含まれる自然治癒力の力をインプラント治療に用いることでアレルギーや感染症のリスクを軽減できると考えられているわけです。

実際にインプラント治療でCGFが使われる時、施術内容は「血液の採取」→「CGFでフェブリンゲルの生成」→「歯茎の内部にフェブリンゲルと骨補填剤等を混ぜて填入」という流れになります。

このCGFはインプラント治療で必ず使われるわけではなく、骨移植が必要な時の1つの技法です。

奥歯のインプラントの相場

奥歯のインプラントの相場は、300,000円~500,000円ほどです。また、前歯についても相場は同様です。

  • 口内検査費用
  • レントゲン費用
  • 模型作成費用
  • カウンセリング費用
  • 手術等の技量費用
  • ネジ等の医療機器費用
  • 仮歯や抜歯の費用

というように様々な費用が必要であり、さらにインプラントは基本的に自由診療なので相場がピンキリです。

総額で300,000円以下で済むケースがあれば、500,000円以上の費用が必要となるケースもあります。相場は殆ど参考にならないので、必ず自分で最寄りのクリニックから相場を調べるようにしましょう。

クリニックの選び方

インプラント治療ができるクリニックを探す時、しっかりとカウンセリングを受けることが大切です。良い結果になるかどうかは、信頼できるクリニックを見つけられるかどうかで決まると言っても過言ではありません。

カウンセリングを受ける時は、必ず「インプラントブランド」を聞くようにしましょう。

インプラント機器(ネジなど)は、様々なブランドがあります。また、標準規格というのも決まっています。信頼性の高いブランドを取り扱っているクリニックほど安心です。総コストが安いインプラント治療では、ノンブランドの機器が使われていることもあります。

ブランドを聞いておく理由として、治療後にメンテナンスや再手術が必要になることがありますが、その時に自分の歯に使われているブランドが分かると治療がスムーズになるというメリットがあります。また、保証が適用されるかどうかという点も合わせてカウンセリングで聞いておきたいところです。

また、カウンセリングは1つのクリニックではなく、実績や技術力の評価が高いクリニックを中心にいくつかの医院でカウンセリングを受けておきましょう。やはり、比較対象がなければ自分にとって最適なクリニックを見つけるのは難しいです。

これはインプラント治療に限った話ではありませんが、担当医の対応も重要です。分かりやすく治療内容を説明してくれるかどうか、あるいは総額の費用を細かく説明してくれるかどうかなど、患者さんの疑問や不安を解決できる医師でなければインプラント治療は任せずらいです。

クリニック選びに時間をかけよう

現状、インプラント治療におけるクリニックの選び方は「カウンセリングで見極める」という意外にベストな方法がありません。

ネットで複数のクリニックを見たところで掲載されている情報は極一部ですし、担当医と直接コミュニケーションを取ることはできませんね。

また、インプラントブランドに関するトラブル、あるいはその延長として再手術や保証など、様々なトラブルが起こっている事実もあります。とにかく高額医療であり、再手術が必要な場合は費用だけではなく「骨移植」も含めて体への負担も大きなものがあります。

インプラント治療は費用に注目が集まりがちですが、何よりも意識しておきたいのは「トラブルを避けること」です。その為には、しっかりと複数のクリニックでカウンセリングを受けて信頼できる医師を見つけることが必要となります。

奥歯のインプラント治療のメリット

さて、奥歯をインプラント治療するメリットですが、これは自然歯が機能しなくなった時や抜歯をした時は必然的にインプラント治療が1つの候補となります。

インプラント治療以外の方法として、入れ歯や差し歯やブリッジなどいくつかの方法があります。入れ歯など保険診療に該当する治療を受けるなら、それはインプラント治療よりも遥かに安い治療費に抑えることができます。しかし、インプラント治療に比べると機能性の安定感には不安が残ります。

インプラント治療のメリットは、「強度」+「見た目」の観点から自然歯に近い歯を作れることにあります。

奥歯がなくなってしまった時、どんな治療がベストなのかは個々によって判断が変わるので、一概にインプラント治療がベストというわけではありません。

例えば、100歳の高齢者の方にとってはインプラント治療よりも入れ歯の方が残りの人生を考慮してもコスパが良いと言えますが、10代の若者にとっては残りの長い人生をずっと入れ歯で生活するのは辛いでしょう。

年齢や性別など、様々な要因によってどんな治療が好ましいのかは大きく変わってきます。

冠を銀歯にするという選択

インプラント治療で作り上げた人工歯の構造は、「歯根・ネジ」・「支台・アバットメント」・「人口歯・銀やセラミック」という3つに分かれます。

前歯の場合は見た目も重要なポイントになるので、セラミック治療が好まれます。しかし、奥歯の場合は大きく口を空けない限りは他人に見られることが少ないので銀歯にするという選択もありです。しかも、奥歯の上顎の場合は大笑いしても他人に見えることは殆どありません。

銀歯は保険診療となるので、インプラント治療の費用を抑えられるというメリットもあります。

しかし、冠部分を銀歯で対応してくれるかどうかはクリニックによるので、この辺りはカウンセリングを受ける際にしっかりと聞いておくことが大切です。

奥歯のインプラント治療のデメリット

奥歯のインプラント治療のデメリットは、やはり自由診療なことから医療費が高く付くことです。

他のデメリットとしては、とにかくクリニック選びに苦労することが挙げられます。

自分にとって安心して治療を任せることができるクリニックが見つかれば、後は費用を工面して医師にすべてを委ねるだけです。しかし、クリニック選びに失敗すると治療したインプラントが抜けてしまうなど、後のトラブルに繋がります。また、その場合は追加として費用が掛かってくることが想定されます。

とてもクリニック選びが重要となってくるので、相応して慎重なスタンスでじっくりとクリニックを吟味する必要があります。

また、良いクリニックに出会うことができ完璧なインプラント治療を受けられたとしても、治療後はメンテナンスが必要になることもあります。インプラントと付き合う生活が余儀なくされるので、医師の説明をしっかりと聞いてインプラントについて少なからず知識を身に着けることも必要です。

ローンと医療控除

インプラント治療は医療控除の対象なので、年間の治療費が10万円を超えるなら所得税を減額するために申請をしておきましょう。

また、インプラント治療はとても費用が高いので、人によってはクレジットカードや銀行等のローンを活用することがあると思います。その場合も、現金と同様に医療控除の対象となります。

ローンについては借り先に迷うと思いますが、「クリニックで直接ローンを組む(クリニックによって有無が異なる)」・「クレジットカードを使う」・「医療ローンを使う・使途が医療費に限定されているローン」・「銀行カードローンやキャッシング・使途が自由なローン」が主な借り先となります。

どれを選ぶにしても「金利」が最大のポイントなので、単純に最も金利が安い借り先をチョイスすれば大丈夫です。また、金利を見る時はその会社において最も高い金利(上限金利)を見ておきましょう。

最適な治療は医師のアドバイスが欠かせない

人工歯が必要な時に「インプラント治療」or「入れ歯等」で悩むと思います。

この判断もカウンセリングからそれぞれの治療の良し悪しを聞くことが必要なので、しっかりとカウンセリングに時間を掛けるようにしましょう。

費用だけを重視するならインプラント以外の治療において、保険治療を選択する方がメリットがあります。しかし、歯というのは毎日の生活で必ず使うものなので、機能性という点も考慮する必要があります。

当面、入れ歯やブリッジなど保険診療を受けておき、後にインプラント治療を行うことも可能です。インプラント治療をするかどうかを焦って決める必要はないので、納得するまでじっくりと考えてみて下さいね。

説明会や講習会へ参加するのもオススメ

全国に至るところで、インプラント治療に関する説明会や講習会が開催されています。

これは歯科医師を対象とした研究などの学会ではなく、患者さんが参加できるイベントです。無料で参加できるイベントも多数あるので、時間のある時に参加しておけばインプラント治療の決断に繋がると思います。

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