大人の歯科矯正の矯正方法4選とメリット・デメリット、価格相場まで解説!【歯並びを治したい】

矯正方法はブラケット矯正がベースとなる

子供の歯科矯正では、永久歯への生え変わりに合わせて矯正ができるため、成人よりも安い費用で簡単に完治できることがあります。

しかし、大人になると永久歯に生え変わっている為、どうしても治療期間が長くなり、相応して費用も高く付きやすいです。

矯正方法は主に4つありますが、「どんな矯正方法で治療をするのか?」を考える時にブラケット矯正がベースとなります。

基本的に矯正方法を自由に選べるかどうかは歯列状況による為、歯並びが極度に悪い場合はブラケット矯正やインプラント矯正を余儀なくされます。

  • ブラケット矯正
  • インプラント矯正
  • マウスピース矯正
  • セラミック矯正

矯正方法の種類は主に4つ

矯正方法の種類については上記で紹介した4つがあります。

歯科矯正では、「裏側矯正」や「ハーフリンガル」などいろんな名称がありますが、これらは基本的にブラケット矯正の矯正装置・治療方針のことを指します。

ブラケット矯正は従来からある矯正方法で、矯正装置を歯に装着して矯正をします。これに改良を加えた方法として「インプラント矯正」があり、矯正装置は治療箇所に対して様々な使い方がある為、その治療内容によって「裏側矯正」とか「ハーフリンガル」などいろんな呼び方があります。

これから矯正をしようという際に、ここまで細分化して矯正方法を知る必要はありません。矯正を勉強して知識を身に着けることは大切ですが、自分の歯列に対してどんな処置が適切なのかを判断するのは医師です。

カウンセリングからどんな矯正方法で治療を行うのかが決まった時に知らない技法名称が出てきたら、その都度調べるようにするのが効率的です。

ブラケット矯正の相場

最もスタンダードな矯正方法はブラケット矯正です。

マウスピース矯正やセラミック矯正など、他の矯正方法では治療できないと判断された場合に最終的にチョイスされるのはブラケット矯正となります。

ブラケット矯正の相場は100万円前後を下限として抑えておき、高額帯では150万円~200万円ほどになるケースもあります。

ブラケット矯正は自由診療なので費用が高く付き、主に技術料や矯正装置に費用が掛かります。相場については殆どに参考にならず、人によっては相場の半額である50万円ほどで治療できることもあります。

保険診療に関しては先天性などの特例のみなので、一般的な歯並びの悪さは保険が適用されません。これについては「東京歯科大学 水道橋病院」で「国が定める50の先天疾患」が紹介されているので確認してみてください。

メリットとデメリット

ブラケット矯正は基本的にメリットばかりだと考えます。

マウスピース矯正など他の方法と比較した場合、「治療期間が2年や3年と掛かる」・「費用が高い」など様々な点が挙げられます。しかし、症状によってはブラケット矯正でしか治療できないケースもあるわけです。また、他の矯正方法に比べて歴史が長いというのも大きなポイントです。

一般的にブラケット矯正は「矯正装置が見えるのが嫌だ・・・」と思う方が多いでしょうが、最近は透明の装置があったり裏側矯正ができるなど、技術の進歩があります。症状によっては日頃の生活への配慮も含めて治療ができるので、医師に相談してみてください。

インプラント矯正の相場

インプラント矯正はブラケット矯正の矯正力をアップさせる技法とされています。

最初にインプラント治療で矯正装置の固定台を作ります。そこを軸にしてブラケット矯正を行うため、通常のブラケット矯正よりもフックがあることから矯正力が高くなります。

インプラント矯正の相場はブラケット矯正と同様に100万円~200万円と幅が広く、症状に対する治療費の差が大きいです。

メリットとデメリット

インプラント矯正は「インプラント治療」と「歯科矯正」の両面の技術が必要であり、日本ではインプラント矯正ができるクリニックは少ないです。

本当にインプラント治療が必要なのかどうかは医師によって考え方が大きく変わるため、患者さんとしてはブラケット矯正かインプラント矯正かを選ぶのは医師と同様のレベルまで知識を上げないと難しいでしょう。

インプラント矯正のメリットはブラケット矯正よりも治療期間を短縮しやすいことであり、逆にデメリットになるのはインプラント治療が必要となること、あるいは費用が高く付くことです。

いろんな医師の考え方からアドバイスを収集するのが理想なので、「ブラケット治療」VS「インプラント治療」という形でカウンセリング比較をするのがオススメです。素人にとってはこの方法でしか、どちらの方が最適なのかを判断することはできません。

マウスピース矯正の相場

マウスピース矯正はマウスピースを装着して矯正をします。

矯正を行いながらもマウスピースを調整して矯正していくことになり、すべての矯正方法の中でも最も気軽で不安を感じにくいです。単にマウスピースをはめるだけで良いため、ストレスも殆どありません。

マウスピース矯正の相場は50万円~100万円、マウスピース矯正で有名な「インビザライン」は約70万円ほどです。

インビザラインとは、マウスピース矯正の実績が豊富で矯正効果が高いとされるマウスピース矯正システムの1種です。アメリカの「アラインテクノロジー社」が開発したシステムです。

メリットとデメリット

マウスピース矯正のメリットは気軽なことです。

ブラケット装置のように完治するまでずっと矯正装置を装着する必要はないので、デートをする時や面接の時など自由自在に矯正をやめることができます。また、費用が比較的安いこともメリットであり、部分矯正など費用を最小限に抑えられる症例を除けば最も費用が安い矯正方法です。

マウスピース矯正はメリットがたくさんありますが、その反動として大きなデメリットもあります。

まず、マウスピース矯正ができるかどうかは症状によります。想像すると分かりますが、歯並びが極度に悪い場合はマウスピース矯正よりもブラケット矯正の方が適切と診断されるケースがあります。

次にブラケット矯正やインプラント矯正に比べると、マウスピース矯正は完治までに時間が掛かりやすいです。いつでも自由にマウスピースを外せるものの、理屈としてはマウスピースを装着している時間が長いほど矯正効果が高くなるわけですね。1日20時間以上は装着するのが好ましいなど、結局はブラケット矯正のように1日の大半をマウスピースを装着して過ごすことになります。

マウスピース矯正専門のクリニックでカウンセリングを受けて、マウスピース矯正で完治できるかどうかを相談しましょう。もし、マウスピース矯正で完治でき、尚且つブラケット矯正と殆ど治療期間が変わらないのであれば大きなメリットがあります。

他の矯正方法とは違って人を選ぶ矯正方法といった感じです。

セラミック矯正の相場

セラミック矯正の相場は1本あたり80,000円~150,000円、セラミック治療の相場と同じです。

セラミック矯正は特殊な矯正方法であり、真っ先にこの方法をチョイスするケースは少ないです。

セラミック治療はセラミック素材を使って詰め物や被せ物を行う治療であり、これを応用したのがセラミック矯正です。要するにセラミック治療は人工的に歯を作ることができるので、微調整をしながら歯列を改善することができるわけです。

治療期間についても2ヶ月~3ヶ月で完治するなど、治療期間が短いことが特徴です。

メリットとデメリット

セラミック矯正のメリットは費用の安さと治療期間の短さにあります。

人によっては最安値で最短で歯科矯正を完了できるので、その場合は医療技術の進歩に感動するでしょう。

しかし、デメリットになるのは必ず人口歯を削ったり抜歯しなければならないことです。人工的に歯を作って矯正するので、今ある自然歯をそのまま残すことができません。

歯というのは自然歯を残す方が好ましく、特に神経を出来るだけ残したいところです。人口歯の数が増えるほど、それだけメンテナンスや破損時の修復にコストが掛かります。

誰にとっても安い費用や治療期間の短縮は魅力的ですが、セラミック治療は大衆向けの矯正方法にはなり得ません。口内で1本の歯だけを矯正したいなど、セラミック矯正が適切となる症状は限られてきます。

基本的にセラミック矯正は自然歯が虫歯などによって崩壊している場合に最適となります。それらの治療のためにセラミック治療を受け、その延長としてセラミック矯正を考えるのが妥当だと思います。

そうでない限りは、たった1本の矯正であってもブラケット矯正から自然歯を残した形で矯正するほうがメリットが大きいでしょう。

大衆向けはブラケット矯正

4つの矯正方法の中でも、万人に共通する矯正方法はブラケット矯正となります。

症状によってはマウスピース矯正やセラミック矯正の方が好ましく、ブラケット矯正を検討する上ではインプラント矯正も視野に入ってきます。

上記のメリットやデメリットから分かるように患者さん目線で好きな矯正方法を自由に選ぶのは難しく、結局のところ「症状による」・「医師の診断による」という点が付いて回ります。

カウンセリングから情報収集すること

大人矯正では、「自分に適切な矯正方法」を見つけることから始める必要があります。

その為には矯正歯科でカウンセリングを受けることが必要不可欠であり、なるべく複数の矯正歯科でカウンセリングを受けましょう。

カウンセリングを受けることによって矯正知識の高い医師のアドバイスを集めることができます。ある程度情報が集まると、「自分の症状では選択肢があるのかどうか?」が分かってきます。

まずはカウンセリングを丁寧に受けることから始めて、自分にとって最適な矯正方法を探してみて下さい。また、それと同時に治療費の比較もやっておくと効率的です。

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